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トンネル騒音予測に関する一検討
 − イメージ拡散法を用いたASJモデルの拡張 −

研究者

藤本(四元音響)

形態

研究発表:日本音響学会 騒音・振動研究会(2003)

概要

 ASJ Model1998 に記載のトンネル騒音予測法をイメージ拡散法の理論を応用して拡張し、不整形断面や吸音性路面に対して適用するための具体的方法について検討した。また、イメージ拡散法によりトンネル坑内の空気吸収の影響について試算した結果、車両走行による全坑口放射エネルギーに対する影響はさほど大きくないことがわかった。

参照

日本音響学会騒音・振動研究会資料 N-2003-63

原文

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トンネル坑口放射音の予測方法に関する一検討

研究者

藤本(四元音響)

形態

研究発表:日本音響学会研究発表会(2003)

概要

 日本音響学会による道路交通騒音予測モデルの一部に、トンネル坑口周辺部の騒音予測方法が記載されているが、トンネル坑口形状や路面反射率が限られたものとなっている。そこで、拡散音場理論に基づくイメージ拡散法がそれらの制約を受けないことに着目し、その導入によって任意断面形状・路面反射率に適用するための方法を検討した。

参照

日本音響学会講演論文集(2003年9月,771-772)

原文

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Loudness of structure borne sound heard directly by ear put on vibrating structure

研究者

藤本(四元音響)

形態

Journal 掲載

概要

 固体音レベル(振動する構造物に耳をつけた時にきこえる音の大きさを音圧レベル相当値で表した値)は、構造物の振動速度レベルに約20dBを加えたレベルであることが、主観評価実験結果として得られた。また、実耳のインピーダンス実測値を用いて耳の入口における音圧レベルを計算した結果、耳が塞がれることによって音圧が上昇すること、そのレベルは耳と構造物との隙間により大きく影響されることが判明した。

参照

Journal of LOW FREQUENCY NOISE, VIBRATION AND ACTIVE CONTROL, Vol.22, No.1(2003) pp.27-32

Analysis of sound absorption by periodic structures using a hybrid-boundary element/mode expansion Method

研究者

藤本(四元音響),藤原(九州芸工大)

形態

Technical note 掲載:Applied Acoustics Volume 64, Issue 5 (May 2003)

概要

 周期的吸音構造の吸音特性解析手法として、平面波が入射し散乱する上部半空間の音場をモード展開法で規定するとともに、内部空間1周期を境界積分方程式で規定し、それらを結合して全音場を解く方法を新たに導出した。本手法は多孔質材を含む任意な周期形状に適用できる。計算手法の妥当性はいくつかのサンプルについて実測値と計算値を比較することで示された。

参照

Applied Acoustics Volume 64, Issue 5 (May 2003) 525-532

吸音くさび配列の斜入射吸音特性解析

研究者

藤本(四元音響),藤原(九州芸工大), 穂坂(九州芸工大大学院,現:東芝)

形態

寄書掲載:日本音響学会誌(2003)

概要

 無響室に用いられる吸音くさびの音響性能はこれまで主に垂直入射条件で検討されてきた。今回、斜入射あるいは乱入射する実際の音場で吸音くさびがどのような特性を示すのか明らかにすることを目的とし、境界要素法とモード展開法の結合解法を用いて2次元モデルでの数値解析を行った。その結果60度を越える入射角に対して吸音くさびの吸音率が大きく低下する様子が確認された。

参照

日本音響学会誌 59巻 2号 (2003) pp.86-87